日本シリーズ
10月25日(土)から阪神VSソフトバンクの日本シリーズが始まりますね。
はぁまた始まるのか・・・と、うんざりしている方も多いのではないでしょうか。
確かに、興味の無いスポーツ中継で、みたいドラマやバラエティ番組が放送されない、または家族にテレビを独占されみれないとなれば嫌がられてしまうのも致し方がないものなのかもしれません笑
その上、居酒屋のオッサンばりに自信満々の解説を聞かされたらうっとおしいことこの上ないですよね笑
「ねー、嵐の出てる番組に変えていいー?」
女の子がいるご家庭なら今すぐにでも聞こえてきそうなセリフですね。
メジャーなスポーツ(メジャーリーグとかけているわけではない)で人気のある野球。
なにがそんなにおもしろいの?と気になりませんか?
スポーツに興味の無い方からしたら、ゴリラが石を投げ回し、木の棒を振り回しているようにしか見えないかもしれませんが、淡々と行われているプレーの中でも、高度な駆け引きが行われています。
バッター(打者)とバッテリー(投手・捕手)の駆け引きは、簡単に言ってしまえばジャンケンです。
通常、ジャンケンはグー・チョキ・パーの3種類で行いますよね。
ピッチャー(投手)が、ストレート・スライダー・カーブの3球種を持っているとしたらここまでは同じです。
がしかし、もしピッチャーが4種類、5種類の球種を持っていたらどうでしょう。
ヤマカンで振っていては、いつになったらヒットが打てるのだろうと思いませんか?
そこから緩急(速・遅)、コース(外・内)や高度(高・低)、さらに高いレベルでは奥行き(ボールがベースを通過する位置)まで考えてピッチャーはボールを投げてきます。
ヒットを打つには、技術を持ち合わせた上で、バッテリーとの選択肢が無数にあるジャンケンに勝たなければならないということです。
ピッチングにしろバッティングにしろ技術が評価されることが多いですが、その裏には、高度な駆け引きがあるのだと知ってから観戦すると、今までとは違った見方ができるのではないかなと思います。
これは、去年、楽天がリーグ初優勝を決めた試合の最終回、栗山選手と浅村選手に対する田中将大投手の投球です。
常識では考えられない配球ですよね。
嶋選手が、栗山選手への初球に変化球のサインを出したのに対して田中投手はクビを振りました。
そこで、嶋選手は田中投手が、真っ直ぐで勝負したがっているのがわかり、あの常識に囚われない型破りな配球で勝負したそうです。
この名勝負は、野球ファン以外をも沸かせ、野球の面白さがわかる素晴らしい対決だったと思います。
巨人が、阪神に敗れてしまったので、今年の日本シリーズでみることはできないのが残念ですが、両チーム、熱い試合をしてくれるのを期待しています。